星の門

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「潮の降る町」完結させました - 天野橋立

2020/06/20 (Sat) 09:58:17

最終章が長い間書けずにいたのですが、数年がかりでようやく完結としました。
序章だった「海上都市」を、構成上の都合から外したため、以前の第1章からのスタートとなり、冒頭部分を大幅に書き直したうえ、全編に手が入っております。
長らくお読みいただいたみなさま、ありがとうございました。

なお、近いうちに他サイトへの転籍連載をスタートさせる予定です。この際に、また手が入るかも知れません。

https://slib.net/68186#chapter8

遅ればせながら - バニラダヌキ

2020/08/16 (Sun) 05:58:53

ようやく通読しました。
いやあ、まずは拍手喝采させていただきます。
くつろいで仮想紀行文を楽しんでいるうちに、仮想イベントSFアクションにずっぷし――そんな感じで。
全体的に、前のバージョンよりも、数段は錬成された印象です。

さて、例によって、重箱の隅やら何やら、狸らしくちょこちょこと。

●その1――序章省略、大正解。
 
これで全編が、克利君が深入りしてゆく青松島、という構図にまとまったと思います。
確かに序章にも、クライマックスに至る要素として重要な要素は確かにてんこもりなのですが、今回、本編だけ先に読んだら、あんがい不足感がありませんでした。たぶん本文に、色々と手を入れてくださったものと思います。
さらなる改稿もアリならば、さらに一部を生かして入れこむ手も――でも難しいんですよね、大長編、いっぺん組み上げちゃうと。
アメリカあたりの長編系ベストセラー作家(キングとか)だと、一年みっちり下書きして、あとの一年はみっちり再構成と改稿に費やし、二年で一作を出版――そんな創作ペースだそうで、それで食えるんだから羨ましいかぎりです。

●その2――第二章に誤字発見。

団委員長の初登場シーンに『汗をぬぐいながら歩き続ける一行の前鮒ら』とありますが、たぶん鮒村副会長の鮒が紛れこんだのでしょう。

●その3――第六章の最後の段落は必要かどうか。

『こうして、浜津フォトサークルの三人、それに理奈によって、デジタル写真スクープ作戦が決行されることになった。克利にとっても、まさに正念場である。何せ、島の命運が彼らにかかっているというのだから。どうにも現実感の無い話ではあったが、一つだけ確かなのは、何が何でもこの作戦は成功させなければならないのだということだった。目の前に、こうして現実に存在している、理奈や郁代さんたちのために。』――この段落、まるまるのことです。
話がどんどん非現実的なアクション方向に深入りしてゆくので、ついつい読者に(作者自身の感情としても)念を押したい気持ちはわかるのですが、ここまで読んでくれた読者なら承知の上で盛り上がっているはずですし――何より理奈ちゃんのセリフそのもので次章に引っ張りたい気がします。だって、こんな女の子に「守ってくれるでしょ」と言われたら、そりゃ守ってやるしかないですもんね、男の子。

感想の続きです - バニラダヌキ

2020/08/16 (Sun) 06:27:50

●その4――第七章、端島さんのセリフ。

重箱の隅になりますが、「良くも、こんな臨場感のある写真が撮れましたね」のことです。
ちょっと細かいですが、この場合は「よくも」より「よくぞ」かな、と思いました。

●その5――同じく第七章、五条書記次長の「黙れ」。

これは重箱の隅ではなく、見せ場の演出として。
『しかし、その野次はたちまち終息した。反主流派の指揮を執る五条書記次長が、黙れと一喝したのだった。あの親娘も必死で闘っているのだ、ということは、誰の目にも明らかではないか。』
以上の記述ですが、ここは作劇上、きわめて重大なドンデンのキモですので、今ひとつインパクトが欲しいところです。五条書記長の面魂が見たい。「黙れ!」の気迫のこもった語調をこの耳で聞きたい、そう思いました。

●その6――最終章の壮太君の件。

これは指摘ではなく感想ですが、ただ「グッジョブ!! 7割!!」と、歓喜の叫びを上げたりしている狸です。

●その7――最終章、郁代さんと端島さんの南部プール回想の件。

これは、なんとか全体の中盤までに、ある程度、もっと入れこんでおきたいと思いました。で、ラストで最後のテコ入れ、プラス端島さんのキメぜりふ「特別に輝いて見えるのですよ、僕には。初めから、ずっと」をド~ンとカマす――これで、こっちのカップルのカタルシスが倍加します。
ここまでも伏線は張ってあったわけですが、事前にホップ・ステップまで行っといて、ラストはジャンプでド~ンとカマす――そんな呼吸が欲しいと思いました。

さて、大長編ゆえ、色々細かく突っこんでしまいましたが――いやいや短編でも、昔、結構突っこんだことがあったような気も。
狸のことゆえ、ご勘弁。

Re: 「潮の降る町」完結させました - 天野橋立

2020/08/18 (Tue) 12:44:47

通読いただき、ありがとうございます。
自分の作品でも最大規模のものとなり、とにかく全体のバランスを制御するのに大変苦労しましたし、まだ把握しきれていない感じもあるので、こうしてアドバイスをいただき、大変助かります。
いただいたご意見は全て、何らかの形でクリアするつもりで、1つ1つ確認していこうと思っています。

・その1
この序章は相当に思い入れもあり、外すのには痛みもあったのですが、全体として一まとまりの物語として成立させるためにあえて決断しました。これをやらないと完成しなかったと思います。
第一章冒頭も、前のバージョンを不採用にして、フォトサークルに出会う辺りまで、新規で書き起こしています(流用したフレーズはありますが)。
この大きな作業が成功したということが嬉しいです。
序章の要素はあちこちに分散させて組み込んだものもあるのですが、「シバーム城壁都市」とか、どこかに使いたい気もしています。

・その3
さあ、この辺りからですね。おっしゃっていただいたとおり、一行同様書いているこちらも迷宮の中にいる状態で、やはり現実からの視点を入れないと不安だったのだと思います(多分、この辺りで書くのもかなり長期間足踏みしたはずです)。
しかし確かに、理奈のセリフで次へ行きたいですね。単に外すのがいいか、前後を何か変えて見るか、まずここからやってみるつもりです。

Re: 「潮の降る町」完結させました - 天野橋立

2020/08/20 (Thu) 19:10:48

・その3(続き)
 やはり第六章の最後の段落を丸々落としました。代わりに、第七章の導入部に、「現実感を失うような大きな作戦だが、まずは玄関のドアを開いて周囲の人影を確認するという地味なことから始めなければならないのだ」というようなちょっとコミカルな感じで、非現実から現実に引き戻すような流れを少しだけ入れて足元を固めてみました。

・その4は「よくぞ」に直して、少しだけ文章も変えました。

・その5
 これもまさに、書記次長が吠えるところを確かに見たい、見せたいと思いました(脳内にはあるのですが、文章化していないのであいまいです)次は、ここの直しをやってみます。

・その6
 この「7割」、ついにここでオープンになったわけですが、これはかなりの冒険だったので、歓喜の叫びをお聞きして、やったとおもいました。

Re: 「潮の降る町」完結させました - 天野橋立

2020/09/12 (Sat) 21:43:51

・その7
第三章で、郁代さんと端島さんが喧嘩した直後、ギャラリーに来た理奈に、「プール事件」の説明をお願いしました。もうちょっとホップ・ステップをやりたいところでしたが、とりあえず無難な形に落ち着いたかと思います。
ただ、第三章から最終章の間がかなり長く、プールの存在が忘れらてしまう可能性が高いので、南部プールが写り込んでいる情景描写を何か所か入れて補強しました。もうちょっと工夫の余地がありそうですが、ひとまずはこれで決定第一稿とします。ありがとうございました。

なお、他サイトへの転載については色々考えたうえで保留としました。正直、web小説として、こんなボリュームのある話を読んでもらえるとは思えないなあと。星空文庫版だけで、良しとします。

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